「転職を考えているけれど、本当に年収が上がるのかな?50万円くらいアップすることもあるの?」
そんな方も多いでしょう。
私自身、30代で転職した際、基本給が185,760円から230,000円へ上がりました。
月額では44,240円アップしており、これを12カ月で単純計算すると、年間530,880円(約53万円)分の増加です。
ただし、これはあくまで基本給の差を12カ月換算した金額です。
「手取り年収が約53万円増えた」という意味ではなく、実際の年間支給額や手取り額は、賞与・各種手当・税金・社会保険料などによって変わります。
転職前は基本給だけでは生活が大変で、手当分でなんとかしていた記憶があります。
一方、転職後は基本給そのものが上がったため、実際に手取りも増え、私自身は以前より生活が楽になったと感じました。
とはいえ、私が転職できたからといって、誰でも転職すれば年収が50万円上がるわけではありません。
今回は、実際の給与明細や私自身の転職経験をもとに、
- 転職前後で基本給がどのくらい変わったのか
- どのような転職だったのか
- なぜ基本給が上がった可能性があるのか
- 自分にも年収アップの余地があるか、どう確認すればよいのか
を順番に紹介します。
この記事を読めば、次のことがわかります。
この記事でわかること
- 私が30代の転職で基本給が月44,240円アップした実例
- 基本給が上がった可能性のある要因
- 自分にも年収アップ余地があるか求人で確認する方法
- 年収アップだけで転職先を決めないための注意点
私の事例をそのまま当てはめるのではなく、「自分の場合はどうなのか?」を考える材料として参考にしてもらえればと思います。
転職で年収50万円アップは可能?私の場合は基本給が年換算約53万円増えた
まずは、実際の給与明細を見ながら転職前後の基本給を比較してみます。
※画像をタップすると拡大して確認できます。
転職前の2021年5月分の給与明細では、基本給は185,760円でした。
当時は基本給だけでは生活が大変で、手当分でなんとかしていた記憶があります。
また、新型コロナウイルスの影響で仕事がほとんどなく、残業も少なくて基本的には定時退社でした。
そして、こちらが転職後の給与明細です。
※画像をタップすると拡大して確認できます。
転職後の2021年8月分は研修期間中で工場勤務をしており、基本給は230,000円でした。
少し残業はしていましたが、この時期も基本的には定時退社です。
転職前後の基本給を比較すると、次のようになります。
| 項目 | 転職前 | 転職後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 基本給 | 185,760円 | 230,000円 | +44,240円/月 |
| 基本給を12カ月で単純換算 | 2,229,120円 | 2,760,000円 | +530,880円/年 |
つまり、基本給だけで見ると月44,240円アップし、12カ月で単純換算すると年間530,880円、約53万円分アップしたことになります。
転職前後とも残業が多かったわけではないため、単純に「残業時間が増えたから給与が増えた」という話ではありません。
ただし、転職前は新型コロナウイルスの影響で仕事が少なかった時期、転職後は研修期間中だったため、勤務状況や各種手当などの条件がまったく同じだったわけではありません。
また、ここでいう約53万円は、あくまで基本給の差を12カ月で単純換算した金額です。
実際の年収には賞与や各種手当なども含まれるため、
- 額面年収が53万円増えた
- 手取り年収が53万円増えた
という意味ではありません。
実際に源泉徴収票の年間支払金額を比較すると、
- 転職前(令和2年):3,975,059円
- 転職後(令和5年):4,255,094円
となっており、差額は約28万円です。
転職した令和3年と育休を取得した令和4年は年間の条件が異なるため、比較から除外しています。
このように、「年収50万円アップ」という言葉だけではなく、基本給・賞与・手当・年間支払金額を分けて確認することが大切です。
もちろん、私が転職で基本給を上げられたからといって、誰でも同じように年収を上げられるわけではありません。
次に、私がどのような経歴・条件で転職したのかを紹介します。
30代・地方でどのような転職をしたのか
今回紹介している「基本給が月44,240円アップした転職」は、私が30代のときに経験したものです。
当時は北陸地方の富山県に住み、働きながら転職活動をしていました。
私はこれまで機械設計職として約10年働き、計4社を経験しています。
そのうち3社は自動車関係の仕事でした。
ただし、最初から順調に年収を上げてきたわけではありません。
20代の転職では年収が約40万円下がった経験もある
私は23歳のとき、未経験から機械設計職へ転職しました。
そのときは、転職によって年収が約40万円下がっています。
それでも機械設計の仕事を選び、その後、実務経験を積んできました。
そのため、私自身も転職すれば年収が上がるとは考えていません。
未経験職種への転職や、仕事内容・勤務地などの条件によっては、年収が下がることもあります。
今回の30代での転職は、23歳のときの未経験転職とは状況が違い、それまでに経験してきた機械設計職を続ける転職でした。
コロナ禍で仕事が減り、技術者派遣から製造メーカーへの転職を決めた
転職を考えたきっかけの一つが、新型コロナウイルスの影響でした。
当時は技術者派遣として働いていましたが、コロナ禍で仕事が大きく減少しました。
給与明細を紹介した2021年5月頃も、残業するほど仕事がなく、ほぼ定時で退社していました。
そこで私は、技術者派遣から、自社で設計を行う製造メーカーへの転職を決意しました。
転職先でも、それまで経験してきた機械設計の仕事を活かせる求人を選んでいます。
完全未経験の仕事へ転職して基本給が上がったわけではありません。
この点は、今回の基本給アップを考えるうえで重要だと思っています。
30代・結婚後に富山県で働きながら転職活動をした
この転職をしたのは30代で、結婚後でした。
また、都市部へ移住して転職したわけではなく、富山県で働きながら転職活動を進めました。
地方の場合は、
- 希望する職種の求人がどのくらいあるか
- 企業の給与水準
- 自宅から通勤できる範囲
などによって、選べる求人も変わります。
そのため、「地方でも転職すれば簡単に年収50万円アップできる」とは言えません。
あくまで、30代・地方で転職して基本給が上がった一つの実例として見てもらえればと思います。
複数の転職サービスを使いながら求人を確認した
転職活動では、
- doda
- マイナビエージェント
- JACリクルートメント
- ミイダス
- 転職会議
- OpenWork
など、複数の転職サービスを登録・利用しました。
中でもdodaの転職エージェントでは、
- キャリアアドバイザーとの面談
- 求人紹介
- 面接日程の調整
- 職務経歴書の添削・ブラッシュアップ
などのサポートを受けています。
一方で、技術者派遣という経歴から「経験が浅く見えてしまう」こともあり、書類選考では苦戦しました。
そのため、エージェントと相談しながら、これまで経験してきた仕事内容が伝わるよう職務経歴書を見直しています。
ただし、dodaを利用したから基本給が約53万円分上がったと考えているわけではありません。
転職サービスは、求人を探したり、これまでの経験を整理したりするために利用した手段の一つです。
では、私の場合はなぜ基本給が上がったのでしょうか。
次は、実際に確認できる事実と、そこから考えられることを分けて整理します。
なぜ基本給が上がった可能性があるのか
私の場合、転職によって基本給が185,760円から230,000円へ上がりました。
ただし、
「どうして44,240円も基本給が上がったの?」
と聞かれても、企業から「この理由で給与を上げました」と説明を受けたわけではありません。
そのため、ここでは実際に確認できる事実と、そこから考えられることを分けて紹介します。
未経験転職ではなく、機械設計の経験を活かした転職だった
まず、今回の転職で確認できる事実は、それまで経験してきた機械設計職を続ける転職だったことです。
私は23歳のときに未経験から機械設計職へ転職し、その後も機械設計の実務経験を積んできました。
30代で今回の転職活動をした時点では、
- 機械設計の実務経験
- 自動車関係の仕事の経験
- 装置設計などの経験
がありました。
前述した23歳の未経験転職とは異なり、今回はこれまでの経験を活かせる職種への転職でした。
技術者派遣から自社で設計する製造メーカーへ転職した
もう一つの違いは、転職前後の働き方です。
転職前は技術者派遣として働いていましたが、転職後は自社で設計を行う製造メーカーへ移りました。
ただし、技術者派遣からメーカーへ転職すれば年収が上がるという意味ではありません。
企業ごとに給与水準や役割、求められる経験は異なります。
あくまで私の場合は、これまでの機械設計経験を活かしながら、勤務先や雇用環境が変わった結果として基本給が上がりました。
考えられること|これまでの経験を活かせる求人だったことも一つの要因だった可能性がある
ここからは、事実ではなく私自身の考察です。
今回の転職では完全未経験の職種へ移ったわけではなく、それまでの機械設計経験を活かせる仕事を選びました。
そのため、これまでの経験と転職先で求められる仕事に共通点があったことも、基本給を維持・アップできた一つの要因だった可能性があります。
一方で、給与は経験年数だけで決まるものではありません。
実際には、
- 職種
- 業界
- 勤務地
- 企業の給与水準
- 求人の給与レンジ
- 企業が求めている経験やスキル
- 選考時の評価
など、さまざまな条件によって変わります。
そのため、単純に「経験年数を増やせば年収50万円アップできる」とは言えません。
希望年収は実際の求人を見ながら考える
転職で年収アップを目指すなら、希望年収を考えておくことは大切です。
ただし、「自分はこのくらいの年収がほしい」と希望するだけではなく、実際にどのくらいの年収で求人が出ているのか確認する必要があります。
私自身も転職活動では、ミイダスの市場価値診断で表示された想定年収を一つの参考にしながら、転職エージェントから紹介された求人の年収を確認していました。
もちろん、診断結果に表示された金額が、そのまま実際の転職先で提示される年収になるわけではありません。
それでも私は、自分の経験でどのくらいの年収を狙えそうか考える目安の一つとして使っていました。
また、転職エージェントから紹介された求人についても、提示されている年収を確認し、自分の希望条件と合わない場合は応募を見送っていました。
自分の経験が転職市場でどのように評価されるのかについては、こちらの「あなたの市場価値は高い?低い?求められる人材の特徴と価値の上げ方」で詳しくまとめています。
ただし、市場価値を確認するだけでは、実際に年収アップできるかまでは分かりません。
次は、現在の年収と実際の求人を比較して、自分にも年収アップの余地があるか確認する方法を紹介します。
自分も転職で年収50万円アップできる?求人で確認する方法
ここまで読んで、
「自分も転職すれば年収50万円くらいアップできるの?」
と気になる方もいるでしょう。
これについては、私の経験だけを見ても判断できません。
自分と似た経験を求めている求人が、現在の年収より高い条件で募集されているかを実際に確認することが大切です。
年収50万円アップを最初から目標にするのではなく、次の順番で確認してみてください。
年収アップの余地を確認する流れ
- 1.現在の年収を確認する
- 2.これまでの経験・スキルを整理する
- 3.同じような経験を求めている求人を探す
- 4.求人に記載されている年収レンジを確認する
- 5.現在の年収と比較する
1.まず現在の年収を確認する
最初に確認したいのは、自分の現在の年収です。
「だいたい400万円くらい」ではなく、源泉徴収票などを確認して、現在どのくらいの収入なのか把握しておきましょう。
また、
- 基本給
- 賞与
- 各種手当
- 固定残業代の有無
なども分けて確認しておくと、転職先の条件と比較しやすくなります。
「年収」だけでなく、その中身まで確認することが大切です。
2.これまでの経験・スキルを整理する
次に、これまでどのような仕事を経験してきたのか整理します。
例えば、
- 経験してきた職種
- 経験年数
- 担当してきた業務
- 使用できるソフトやツール
- 保有資格
- マネジメント経験
などです。
私の場合であれば、機械設計の実務経験や自動車関係の仕事を経験してきたことが該当します。
ここで重要なのは、単純に「自分は10年働いたから市場価値が高い」と考えるのではなく、その経験を求めている企業が実際にあるかを見ることです。
3.自分と似た経験を求めている求人を探す
経験を整理したら、自分と似た経験を求めている求人を確認します。
例えば、
- 同じ職種
- 同じ業界
- 同程度の経験年数
- 通勤できる勤務地
などの条件から求人を探します。
特に地方で転職する場合は、職種によって求人数や給与水準が大きく変わることがあります。
そのため、全国平均だけを見るのではなく、実際に自分が応募できる地域・条件の求人を見る方が参考になります。
4.求人の年収レンジを確認する
気になる求人が見つかったら、求人票に記載されている年収レンジを確認します。
例えば現在の年収が400万円で、同じような経験を求める求人が450万円~500万円で募集されているのであれば、転職によって年収アップを検討できる余地があります。
一方で、現在の年収が500万円なのに、同等の経験を求める求人が400万円~500万円程度に集中しているのであれば、「転職で50万円アップ」を前提に考えるのは難しい可能性があります。
ただし、求人票に、「想定年収500万円~700万円」と書かれていても、
「応募すれば最低でも500万円もらえるんだ!」
という意味ではありません。
実際の提示額は、
- 経験
- 能力
- 任される役割
- 企業の給与規定
- 選考時の評価
- 前職の年収
などによって変わる可能性があります。
求人票の年収レンジは、あくまで「自分に年収アップの余地がありそうか」を確認するための参考材料として考えてください。
最終的な給与については、内定時に提示される労働条件を必ず確認しましょう。
5.現在の年収と比較してから転職を考える
ここまで確認して、初めて、
「自分にも年収アップできる求人がありそうだな」
と判断できます。
この記事を読んだからといって、すぐに会社を辞めたり、転職を決めたりする必要はありません。
まずは、自分と似た経験を求めている求人が、現在いくらで募集されているのかを見るだけでも十分です。
求人を確認した結果、
- 現在より高い給与の求人が複数ある
- これまでの経験を活かせそう
- 仕事内容や勤務地などの条件も合っている
のであれば、その段階で転職を具体的に検討すればよいでしょう。
逆に、希望する条件では現在より高い求人がほとんどなければ、無理に「50万円アップ」を狙う必要はありません。
30代向けの転職エージェントや転職サイトについては、こちらの「【2026年版】30代男性におすすめの転職エージェント・転職サイト9選|前半・後半別に厳選」で比較しています。
「転職するかどうか」を決める前に、まず今の経験ならどのくらいの年収の求人があるのか確認してみてください。
次に、転職した人の賃金が実際にどのくらい増減しているのか、公的な統計から確認してみましょう。
転職後に賃金が増えた人はどのくらい?
私自身は転職によって基本給が上がりましたが、転職した人すべての賃金が上がるわけではありません。
そこで、厚生労働省の最新の調査結果も確認してみましょう。
令和7年(2025年)上半期の「雇用動向調査」によると、転職入職者のうち、前職と比べて賃金が増加した人の割合は39.4%でした。
転職後の賃金変動
- 賃金が「増加」した割合:39.4%
- 賃金が「1割以上増加」した割合:26.7%
- 賃金が「変わらない」割合:25.5%
- 賃金が「減少」した割合:31.5%
転職後に賃金が増えた人は約4割ですが、減った人や変わらなかった人もいます。
ここで注意したいのは、この調査が示しているのは前職と比べた「賃金」の増減だということです。
「転職すれば約4割の人が年収50万円アップする」という意味ではありません。
また、「1割以上増加」した人が26.7%いますが、もともとの賃金によって1割に相当する金額も変わります。
次に、年代別の「賃金が増加した割合」を見てみましょう。
年齢別|賃金が増加した割合
- 20~24歳:55.5%
- 25~29歳:45.9%
- 30~34歳:47.0%
- 35~39歳:43.2%
- 40~44歳:47.7%
- 45~49歳:41.1%
30代を見ると、
- 30~34歳:47.0%
- 35~39歳:43.2%
となっています。
私自身も30代で転職して基本給が上がりましたが、この統計だけを見て、「30代なら年収アップしやすい!」と判断することはできません。
反対に、賃金が減少した割合も年代別に見ると次のようになっています。
年齢別|賃金が減少した割合
- 20~24歳:13.1%
- 25~29歳:27.2%
- 30~34歳:29.5%
- 35~39歳:25.2%
- 40~44歳:23.5%
- 45~49歳:28.1%
この結果からも分かるように、転職では、
- 賃金が上がる
- ほとんど変わらない
- 賃金が下がる
すべての可能性があります。
特に、
- 未経験の職種へ転職する
- 勤務地を変える
- 働き方を大きく変える
- 年収より仕事内容や休日を優先する
場合などは、年収が下がっても転職する意味があるケースもあります。
厚生労働省の「約4割が増加」という数字だけで判断するのではなく、自分の経験や希望条件に合う求人が、実際にどのくらいの給与で募集されているのかを見ることが大切です。
年収50万円アップすると月いくら相当?
「年収が50万円上がる」と聞くと、
「毎月の給料はどのくらい増えるの?」
と気になる方もいるでしょう。
50万円を12カ月で単純に割ると、
500,000円 ÷ 12カ月 = 約41,700円
となります。
つまり、年収差50万円は、額面ベースで単純に12カ月へ割り振ると月約4.2万円相当です。
ただし、年収が50万円上がれば、毎月の手取りが約4.2万円増えるという意味ではありません。
年収には、
- 基本給
- 賞与
- 残業代
- 各種手当
などが含まれる場合があります。
さらに、実際の手取り額は、
- 所得税
- 住民税
- 社会保険料
- 年齢
- 扶養状況
- 加入している健康保険
などによって変わります。
そのため、「年収50万円アップ=手取りが年間50万円増える」わけではありません。
私の場合は、転職前後の基本給そのものが月44,240円アップしました。
ただし、先ほど紹介したとおり、転職前後では手当や勤務状況などの条件も異なります。
「50万円」という数字だけを見るのではなく、転職先を比較するときは、基本給はいくらなのか、賞与や手当を含めてどのような給与構成になっているのかまで確認することが大切です。
そして、給与が上がることは大きなメリットですが、それだけで良い転職だったと判断できるわけではありません。
年収だけで転職先を決めない
ここまで年収アップについて紹介してきましたが、年収が上がったからといって、必ずしも良い転職だったとは限りません。
私自身は転職によって基本給が上がり、手取りも増えたことで以前より生活が楽になったと感じています。
一方で、転職先を決めるときは給与だけではなく、ほかの条件も確認する必要があります。
例えば、
- 仕事内容
- 基本給
- 賞与
- 固定残業代の有無
- 実際の残業時間
- 休日
- 勤務地
- 通勤時間
- 転勤の有無
- 福利厚生
- 退職金
- 昇給制度
などです。
「50万円も年収が上がるなら、それだけで転職する価値があるんじゃないの?」
と思うかもしれません。
しかし、例えば年収が上がっても、
- 残業時間が大幅に増えた
- 休日が減った
- 通勤時間が長くなった
- 希望していた仕事内容と違った
という状況であれば、総合的に条件が良くなったとは言い切れません。
また、転職によって年収が下がったとしても、
- 希望していた仕事に就けた
- 休日が増えた
- 残業が減った
- 通勤しやすくなった
- 将来につながる経験を積めるようになった
など、本人にとって転職する意味がある場合もあります。
私自身も23歳で未経験から機械設計職へ転職したときは年収が下がりましたが、その後は機械設計の実務経験を積み、30代で同じ職種を活かした転職をした結果、基本給を上げることができました。
そのため、50万円上がらなければ転職する意味がないとは考えていません。
年収は転職先を比較する重要な条件の一つですが、それだけで転職の成功・失敗を判断しないことが大切です。
特に30代では、仕事だけではなく、通勤や休日など生活とのバランスも含めて条件を確認した方がよいでしょう。
そして、条件を比較したうえで「今より高い年収の求人があるか確認してみたい」と思ったら、実際の求人を見て判断してみてください。
まとめ:まず自分と似た経験を求める求人の年収を確認しよう

今回は、私自身が30代で転職したときの給与明細をもとに、転職で年収50万円アップできるのかを紹介してきました。
私の場合、基本給は、
- 転職前:185,760円
- 転職後:230,000円
となり、月44,240円アップしました。
12カ月で単純換算すると、年間530,880円(約53万円)分の基本給アップです。
ただし、これは基本給の差を12カ月で単純換算した金額であり、手取り年収がそのまま約53万円増えたという意味ではありません。
今回の記事で伝えたかったこと
- 私自身は30代の転職で基本給が月44,240円アップした
- 12カ月換算では基本給が約53万円分増えた
- これまでの経験を活かせる転職だったことも一つの要因だった可能性がある
- 誰でも転職すれば50万円アップできるわけではない
- 自分の場合は、現在の年収と実際の求人を比較して判断する
私自身、23歳で未経験から機械設計職へ転職したときには年収が下がっており、転職すれば年収が上がるとは言えません。
年収アップできる可能性を考えるなら、まずは、
- 現在の年収
- これまでの経験・スキル
- 希望する勤務地
- 自分と似た経験を求める求人
- 求人に記載されている年収レンジ
を確認してみてください。
今すぐ会社を辞めたり、転職を決断したりする必要はありません。
まず、自分と似た経験を求める求人が現在いくらで募集されているのかを見るだけでも、「自分にも年収アップの余地があるのか」を考える材料になります。
30代向けの転職エージェントや転職サイトについては、こちらの「【2026年版】30代男性におすすめの転職エージェント・転職サイト9選|前半・後半別に厳選」で詳しく比較しています。
また、私自身が転職活動で利用したdodaについては、こちらの「30代でdodaを使った感想|良かった点・悪かった点を転職体験から紹介」で詳しく紹介しています。
転職サービスは、求人を探したり、自分の経験を整理したりするための手段の一つです。
まずは自分の現在地と実際の求人を比較し、そのうえで転職する価値があるのか考えてみてください。

